コアラ Phascolarctos cinereus
IUCNレッドリスト/VU(危急)
コアラはIUCNレッドリストにおいてVU(危急)の絶滅危惧種。その原因の一つが、気候変動により頻発する森林火災。 2019年から2020年にかけてオーストラリアを襲った大規模な森林火災で、61,000頭のコアラが死亡、負傷、また何らかの影響を受けたと言われています。 その他にも、森林伐採や交通事故、感染症など様々な原因が。その多くに、ヒトが関わっています。
1984年10月25日、日本に初めてコアラがやってきました。
東京都日野市の多摩動物公園、鹿児島市の平川動物公園、
そして名古屋市の東山動植物園。
オーストラリアから、それぞれの園に2頭ずつ。
そこからはじまった飼育は、今年で40周年を迎えます。
コロコロオス
モクモクオス
東山動植物園でいちばんの年長者。身体が大きくて、若いころから気が強かった。最近は、怒ることもあるけれど、すこし丸くなったかも。
2番目の年長者。おっとりしていて、ものごとに動じない。エサが待ち遠しくて、扉の前で飼育員を待ち構えることも。
いちばん身体が大きい。見た目そのままどっしりとして動じず、とても穏やかな性格。2023年に生まれた赤ちゃんのお母さん。
とても活発。ジャンプ力があって、高いところにもずんずん登る。気が強くて、他のコアラに向かっていくこともある。
よく寝ていることが多い。でも、メスの発情に反応してよく鳴いたり、ペアリングのアプローチも上手。繁殖にとても貢献している。
のほほんとしていて、他のコアラに道をゆずったりするなど気が優しい。速くないがよく動きまわる。木の上の方にいることが多い。
大きな身体だけど活発で、木から木へのジャンプもよくする。ユーカリのポットの上によく座るので、ユーカリの枝の中にいるように見える。
身体が小さくてよく動く。気が強い面もあり、小さいながら他のコアラによく向かっていく。起き抜けのぼーっとした顔がかわいい。
グルーミングで緊張してしまうなど繊細な部分も。でも、飼育員が来るとまとわりついて、バックヤードまでついて行こうとすることも。
母親は「りん」。父親は「イシン」。
どんなコアラに育つかな?
「コアラのひみつ」編
「コアラのふしぎ」編
コアラ Phascolarctos cinereus
IUCNレッドリスト/VU(危急)
コアラはIUCNレッドリストにおいてVU(危急)の絶滅危惧種。その原因の一つが、気候変動により頻発する森林火災。 2019年から2020年にかけてオーストラリアを襲った大規模な森林火災で、61,000頭のコアラが死亡、負傷、また何らかの影響を受けたと言われています。 その他にも、森林伐採や交通事故、感染症など様々な原因が。その多くに、ヒトが関わっています。
コアラと東山動植物園の40年。その傍らにはブラザーがいます。
ブラザーは、1984年コアラ来日の際のコアラ舎建設費寄付をスタートに、
学習展示施設「KOALA FOREST コアラの森」や、屋外運動用デッキを寄贈。
赤ちゃんコアラの命名式への協力など、様々なサポートを行っています。
2021年からは、東山動植物園の広報パートナーとして、広報活動の支援をしています。
完成当時のコアラ舎
学習展示施設「KOALA FOREST コアラの森」